今、考えると前はけっこう見えていなかったと思います。
父が楽しみにしているぼくとのキャッチボールでも、ボールが近くにきてから急に
速くなる感じで上手に取れなかったり、顔にぶつかったりしたこともありました。
家でテレビを見るときも、母から目を細めているとか、テレビの方に近寄っていると注意されることがありました。
視力検査に行ったけれど、黒板が見えるのなら、まだ何もしなくていいと言われました。

母が近所の友達がオルソケラトロジーをやっていることを聞いて、インターネットで調べて三井先生の所を知りました。
目にレンズを入れるのは怖かったけれど、先生方がやさしく説明してくれたので安心できました。
レンズを入れた後は、いろいろなものが遠くまではっきりとみえるようになりました。なんだかとても楽しかったです。
飛んでくるボールの縫い目まで見えるようになり、ボールへの反応が早いと父にほめられました。
星がよく見えるようになったので、夏休みの星の観察が楽しみです。
母からは、もともと明るい性格が、さらにはじけて明るくなったと言われています。

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